【確率統計】ベイズの定理
条件付き確率
Xが起こった下でYが成り立つ確率P(Y|X)は
意味として解釈すると、原因Xによって結果Yが起きる確率。
ベイズの定理
上の式を利用して変形していく。
①の式のXとYを入れ替えると
また①の式より
③を②に代入すると
④の式は、ただ式変形で導き出されただけの式
しかし、これを意味として解釈すると、結果が生じている際の、原因の確率を探る、ということになる。因果関係を、結果→原因の順で追う。
観察結果から見て、前提条件がこうであった、と推測するような式になる。
こういうのを尤度だとか言うらしい。尤もらしさ(もっともらしさ)。
罹患率・陽性・陰性・偽陽性・偽陰性
病気の診断のときにこの定理が発揮される。
ざっくり書くと、罹患率0.01%の病気の診断で、陽性だと診断された場合、実際に陽性である確率はかなり低い。
これは、診断結果から病気(原因)の確率を求めることになる。
*罹患率…その病気にかかっている確率。人口1億人の国で1万人がかかっている病気の罹患率は、1万割る1億。